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「ただいま!」が似合うイタリアンカフェ ボーノボーノ


「あなたの2番目の家でありたい」——。そう語るのは、我孫子 (あびこ) の町中でお店を構えるひとりの料理人。今回訪れたのはイタリアン・キッチン「ボーノボーノ」というお店だ。地下鉄御堂筋線あびこ駅からあびんこ商店街を通り、北へ3分ほど歩いたところにある。「毎日食べても飽きないイタリアン」をコンセプトに、野菜を多く取り入れたイタリア料理を地域の方に振る舞い続けて12年になる。

ボーノボーノ正面
写真=ボーノボーノ正面より (谷口写す)

カウンター席に加え、テーブル席も多く設けられている店内は、空間的にゆったりとしており、少し暗めの照明がお洒落なムードを演出してくれる。内装には特別なこだわりはないそうだが、店内にある置き物や本の中には常連のお客さんからいただいたものも多いという。

ボーノボーノ店内
ボーノボーノ店内
写真=ボーノボーノ店内 (谷口写す)

今回、筆者は「海の幸の焼きリゾット」をいただいた。メイン料理の他に、パスタ、ピッツァ、デザートなどメニューが豊富なので、ランチにもディナーにもオススメだ。日替わりランチや各種コースメニューもある。

海の幸の焼きリゾット
写真=海の幸の焼きリゾット 1680円 (谷口写す)

季節ならではの食材として、大きなホタテやイカ、エビ、アサリなどの海鮮が贅沢に盛りつけられ、そこにトマトのマイルドさがアクセントを添える。お米にこれら素材の味がしっかりしみ込み、口の中いっぱいに海の幸の香りが広がる逸品だ。イタリア料理と聞くと、油っぽいというイメージを持つ方も多いかもしれないが、ボーノボーノではその点を考慮し、体にやさしく食べやすいイタリア料理の提供を心がけている。また、この日は熱々を楽しんでほしいということで、鉄板に盛り付けて「焼き」リゾットにしてくれた。オーナーは、このような「季節に合わせた素材とおもてなし」にこだわり続けてきたという。

福井県で生まれ育ち、料理人として、神戸などで修業を積んだオーナーが、あるとき知人に譲り受けたお店がボーノボーノだった。見知らぬ土地で手探りに近い状態でお店を営み始めて12年が経つ今、ここまでやってこれたのは地域のお客さんのおかげだとオーナーは振り返る。料理だけではない、お客さんとのコミュニケーションを積み重ねていく中で、次第にこの土地の人のあたたかさを実感し、またそれに支えられてきた。「あなたの第2の家」という言葉には、地域の方が気軽に毎日でも訪ねてきてくれるようなお店でありたいというオーナーの想いが表れている。

店名に使われている「ボーノ」とはイタリア語で「おいしい」という意味の言葉だ。オーナーは、今後も幅広い世代の心をつかむおいしい料理とおもてなしに磨きをかけながら、「今のお店を守り続けていきたい」という想いと同時に、「福祉施設のレストランで働き、高齢の方にも喜んでもらえる料理を提供したい」という夢があるそうだ。体にやさしい自然のものを食べてもらっておいしいと言われると良かったと思えるし、必要とされていると実感できる場だと感じる。そして、何より子どもや高齢の方が食べてくれるのがうれしいと笑顔で語ってくれた。

季節に合わせた素材をふんだんに用いた料理と細やかなおもてなしは、身も心も満たしてくれ、毎日でも来たくなるという魅力に溢れている。そんなボーノボーノで手軽にイタリアンを楽しんでみてはいかがだろうか?

ボーノボーノ

住所:〒558-0011 大阪市住吉区苅田5-17-17 コーポみやざき1F
営業時間:ランチは11:30〜14:30 / ディナーは17:30〜21:30
定休日:水曜日
座席:27席(カウンター7席・テーブル20席)
電話番号:06-6696-0705
アクセス:地下鉄御堂筋線あびこ駅から徒歩5分
HP:http://www.trattoria-buono.jp/index.htm

画像=ボーノボーノ周辺地図 (クリックして拡大)

画像=ボーノボーノ周辺地図
(クリックして拡大)

 

文責

島田隼人 (Hijicho)

写真

谷口さくら (Hijicho)


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