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おもろい学生おりまっせ! ◇第14回~気象予報士・山原怜太朗~


 14回目の連載となったこのシリーズ。今回は大阪市立大学新聞Hijichoの現代表、山原怜太朗 (商・3)を取り上げる。山原は文系の学生でありながら、合格率わずか5%の気象予報士試験に合格した。そんな彼の天気に対する思い、そして人柄に迫った。

写真 = 山原 (本人提供)

―気象予報士の資格を取った理由は?

 毎日の天気を自分で予想できる能力を身に付けたいと思ったからです。幼いころから気象に興味があり、自分で予想することができたら楽しいだろうなと思っていました。中高生の間は部活や受験勉強でとても忙しく、資格取得のための勉強は現実的に不可能だったので、比較的時間のある大学生のうちに取得することを目標としていました。

―気象予報士の資格を取る際に苦労したことは?

 気象予報士試験の日程が大学の期末試験と被ってしまったことですね。また、知り合いにこの資格を受ける人がいなかったため、孤独に勉強しなければならなかったこともつらかったです。クラスメイトや予備校の友達と、切磋琢磨しながら勉強できた大学受験とは全く違いましたね。自分の興味のある内容であったことが救いでした (笑) 。

 資格の予備校に行くという手もあったのですが、大学に通いながらになるので日程的に不可能でした。そのため、自分のペースで勉強できる通信教育を利用することにしました。教材の質が良かったことにとても感謝しています。

―テレビに気象予報士として出演する以外に気象予報士の資格がいる仕事は?

 気象予報士といえばテレビに出演している人を思い浮かべる人が多いと思いますが、そのような人は予報士の中でもごく一部です。実際に予報業務に従事している人の多くは、データ解析を行って、天気を予測する仕事に就いています。この仕事は以前、気象庁が一括で行ってきましたが、平成5年5月の気象業務法改正の際に、一定の条件を満たせば民間企業でも行えるようになりました。気象庁職員以外が天気の予想をする際に必要な資格が気象予報士です。ですから民間気象会社に就職する際は非常に有利ですね。また、運輸業やレジャー業界、農林水産業といった天気に左右されやすい業界では、気象予報士の資格をより有効活用できると思います。

 

―文系 (商学部) ですが理系資格の気象予報士がなぜ取れたのか?

 確かに気象予報士は理系の資格ですが、物理や化学の全範囲に精通している必要はありません。あくまで天気を予想するために必要な知識を習得しておけば大丈夫です。実際、文系出身の人も多くいます。私も勉強の際、物理の内容には苦労しましたが、何度もテキストを解き理解を深めました。特に記述問題は難しかったので、演習を重ね本番に備えました。試験は難しかったですが、諦めずに取り組んだ結果、合格することができました。

 

―趣味は?

 野球観戦ですね。甲子園や京セラドームに良く行きますね。阪神タイガースのファンです。また読書も好きです。自己啓発本や歴史の考察本などをよく読みます。ただ単に知識が羅列されている本よりも、自分で考える余地がある本が好きですね。

―20万円あったら使い道は?

 とにかく旅行がしたいですね。将来、47都道府県すべてに行ったことがあるという話をしたいので。青春18きっぷを使ってのんびり巡りたいです。沖縄は無理ですね (笑)。 長時間の電車旅になるので、かなり過酷かもしれませんが。

 

―市大の好きなところと改善してほしいところは?

 好きなところは落ち着きがあって緑が多いキャンパスですね。駅から近いですし。学情も素晴らしいです。自分たちは恵まれているなと思います。改善してほしいところは、大学側が学生と意見を交わす機会を持っていないことですね。新学長に期待しています。

―もし1回生に戻れるなら何がしたい?

 もっとアルバイトをして旅行に行きたいです。3回生となった今は授業が忙しくなかなか自由な時間がありませんからね。今頃になって時間の重要性が身にしみて分かるようになりました。

―新入生に一言。

 前述のとおりですが上回生になってくると何かと忙しいです。ですから時間に余裕のある1回生は時間を有効に使ってくださいね。勉強でも遊びでも何でもOKです。自分自身、ダラダラしてしまったのでとても後悔しています。大学での自由を謳歌して、悔いのない大学生活を楽しんでください。1年はあっという間です。もちろんHijichoに入るのもオススメですよ!

―今後の目標は?

 Hijichoの新聞がより多くの人々に購読してもらえるように代表として頑張っていきたいと思います。

 

※気象予報士制度は、気象業務法の改正によって導入された制度。防災情報と密接な関係を持つ気象情報が不適切に流されることにより、社会に混乱を引き起こすことのないよう、気象庁から提供される数値予報資料等高度な予測データを、適切に利用できる技術者を確保することを目的としたもの。

(気象庁ホームページより http://www.jma.go.jp/jma/kishou/minkan/yohoushi.html)

 

文責

 後藤遼 (Hijicho)


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コメント

    • ししゃも
    • 2016年 5月 26日

    インタビュアーの方にお願いしたいことが何点か。

    ①記事の内容の深さについて。
    個人的にもっともっと掘り下げた内容を読みたいです。

    気象予報士の試験は実際に何の科目があるのか。
    山原さんは、将来的にその資格を活かした仕事に就きたいと考えているのか。
    そもそも気象に興味を持ったのはなぜなのか。
    試験問題で特に印象に残っている問題はどんなものか。

    などなど、色々掘り下げて質問することで、より深くて面白い記事にできると思います。

    ②指摘したいこと
    3つ目の質問は、ググれば出てくる内容です。
    例え質問したとしても記事上に書くべきではないかと。
    それから、「趣味は?」以降の文章が稚拙です。
    もう少しまとめて下さい。

    以上です。
    乱文失礼しました。
    より良い記事を書いて欲しい、その一心でのコメントです。
    これからも頑張って下さい。

      • 山原怜太朗
      • 2016年 5月 27日

      記事執筆者の後藤と申します。記事への貴重なご意見ありがとうございます。

      (①について)
      今後は、もう少し読者の視点に立って質問事項を考えるようにしたいと思います。
      (②について)
      「趣味は?」以降の質問事項は、過去のインタビュー記事を参考にしております。今後は質問事項の変更も含めて検討していく所存でございます。

      今後ともHijichoをご愛顧賜りますようお願い申し上げます。ご指摘ありがとうございました。

        • ししゃも
        • 2016年 5月 28日

        ご返答ありがとうございます。
        ②についてですが、質問事項ではなく、その返答内容のまとめ方について指摘しました。

        頑張って下さい。

    • しゃ
    • 2016年 5月 26日

    質問です。

    山原さんは将来、気象予報士の資格を活かした仕事に就くのでしょうか?
    楽しそうだから資格を取ったと書いてありますが、それ以上のことはないのでしょうか?

    今後の目標の返答で、「講読」と書いてありますが、有
    料コンテンツもあるのでしょうか?

    以下はインタビュアーへのアドバイスです。

    もっともっと掘り下げることができたはずです。
    気象を予測することの魅力や、そもそもなぜ気象にそれ程の興味を持ったのかなども訊いてみると、より深い内容の記事が書けると思います。

    趣味は?の質問以降の文章が稚拙です。
    もう少しまとめましょう。

    応援してます。
    頑張って下さい。

      • 山原怜太朗
      • 2016年 5月 27日

      記事で取り上げられました山原と申します。

      ご質問にお答えさせていただきます。

      将来の進路についてですが、まだ決めておりません。気象予報士の資格を活かして就職することも可能ですが、はっきりとは決めかねております。

      「今後の目標」の返答で「購読」と記載していましたが、「講読」の誤字でございます。今後は校正を引き締めて行っていきたいと思います。

      インタビューアーへのアドバイスに関する返信は、後藤の返信をご覧くださいませ。

      貴重なご意見ありがとうございます。今後ともHijichoをご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

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