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変わる自販機 新たな運営者配置へ


大阪市立大学杉本キャンパス内には現在、清涼飲料水の自動販売機が44台、食料品の自動販売機が1台ある。各自動販売機には大学生協のロゴマークが見受けられることから分かるように、これらは全て大阪市立大学生協により設置・運営されているものである。大阪市立大学は7月1日から22日まで、自動販売機の新たな設置運営事業者の募集を行っていた。

自動販売機2
写真=現在設置されている自動販売機 (町田写す)

募集要項を見ると、この入札には条件があった。まず、施設使用料として売上実績総額の30%以上を大学に納めることが入札の第一条件だ。つまり、ペットボトル飲料1本150円として、約50円が大学の資金になるのである。その他にも、1台あたり月5000円(消費税別)の光熱水費を収めることや、設置には全て新品の自動販売機を使用すること、標準小売価格より安価で販売すること、メンテナンス作業は直接雇用関係にある者が行うこと、24時間体制でトラブル時の対応を行うことなどが定められている。

要項によると、新たな設置運営事業者は10月から自販機の運営に当たるということだ。この入札が通ることは、どういうことを意味するのだろうか。
運営企業が変われば、当然品揃えが変わるなどの可能性がある。また、大学法人は営利を目的とした団体ではない以上、自販機の設置料として集めた資金を学生にも還元する必要がある。しかし、今のところ、なぜ資金が必要なのか、このようにして集めた資金をどのように使うのかは明示されていない。学生が求めるところに資金が適切に充てられるのかは、現状では定かではなく、大学側にはそれを広く説明する義務があるだろう。

撤去される自動販売機
写真=撤去される自動販売機 (新宅写す)

参考URL

大阪市立大学杉本キャンパス自動販売機設置運営事業者の募集について
http://www.osaka-cu.ac.jp/ja/about/bid_information/bid/news/zantcr

文責

 長澤彩香 (Hijicho)


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