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「学情庭園アステリア」開園!


先日オープンした学術情報センター屋上庭園の愛称募集・表彰式が、6月25日(水)、「学情庭園 Asteria(アステリア)」にて行われた。これは、屋上庭園の愛称を公募した中から、最優秀作、優秀作、佳作が選ばれたものである。

最優秀賞:「Asteria」
優秀賞:「学情庭園」
佳作:「市大のラピュタ」・「学上庭園」

最優秀賞・優秀賞の表彰
写真=表彰式の様子

最優秀作に選ばれた「Asteria(アステリア)」を出したのは、経営学研究科後期課程3年生の井上暁光さんだ。

(ノミネート時のコメントより)
市大の中でも最も高い建築物の頂上に置かれたこの憩いの場からの息をのむような、空や街の眺望の美しさに魅せられた学生たちは、在学中、この庭園に何度も通うことになるでしょう。アステリアとは、ギリシャ神話に伝わる「星座」を意味する女神の名です。最果てからの光を見る学生たちは、視野を大きく広げ、どのような困難にも立ち向かおうという決意を胸に抱くに違いありません。

井上暁光さん
写真=井上暁光さん

井上さんは、「夢基金(注)などでも支援していただいており、学情の屋上が開放されることになったのは嬉しいですね。学部生のときからずっと市大で過ごしているので、市大には愛着があります。アステリアという名称は、妻と一緒に考えました。
たくさんのハーブや花があり、こだわりを感じますね。また、大和川や8号館が一望でき、こんなにきれいだったのかと驚かされます。学情のホームページには昼の写真しかないのですが、夜のハルカス方面の景色はとても良いです。まだ人も少なく、夜景を楽しむ穴場だと思います。」と述べた。

学術情報総合センターの庶務課で今回屋上庭園のリニューアルを担当した數田麻紀さんは、「愛称を利用者に付けてもらおうという考えはあったのですが、予想以上に寄せられてしまい役員会で決まらなかったので、総選挙という形にしました。愛称になった「アステリア」は「星の女神」という意味があるので、屋上で星を見られるイベントとして夜のライトアップも行っています。夜景もきれいなので楽しんでもらえればと思います。」と話した。

數田麻紀さんと夢基金モニュメント
写真=數田麻紀さんと夢基金モニュメント

これまでの学情の屋上のリニューアルに関する取り組みについても數田さんに伺った。
「就職などで厳しい環境にある学生のみなさんが少しでもほっとできる環境を作りたかったんです。リニューアルの施工にあたって、業者にコンセプトを決めてプレゼンしてもらう公募型プロポーザルという方式を取りましたが、選ばれた案は『サードプレイス』をつくる、というものでした。サードプレイスというのは、家、学校や職場に続く第三の居場所という意味です。周囲にある3つの花壇はもともとあったのですが、全く手付かずの状態だったので、土から入れ替えて整備しました。真ん中の植栽枡は今年作られたもので、緑陰を作ることでヒートアイランド現象の抑制にも役立っています。狭い場所ですが70~80種類の植物があります。また、安全面の配慮から景観を邪魔しない特殊なフェンスを全面に張りました。生活科学部や工学部の専門の先生方からも学術的な助言をいただいた結果です。
学情のゲート内にはこれまで飲食できる場所がなかったので、ごはんを食べる場所としても活用してもらえればと思います。
学情は、住吉区で一番高い建物です。今後、自動販売機を導入するなど環境の整備を進めるとともに、花火大会に合わせた一般市民への開放なども企画しています。」

アステリアでは、9月30日まで、毎日20時まで夜間ライトアップを行っている。
多くの人たちの思いが込められた、学情の屋上。日々の学業や諸々の活動で溜まった疲れを癒されに、是非上ってみよう。

(注)大阪市立大学はばたけ夢基金

アステリア1

アステリア2

アステリア3

文責

 長澤彩香 (Hijicho)

写真

 新宅慶騎 (Hijicho)


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