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大阪市大と人権


人権週間の市大の取り組み

大阪市立大学は人権教育に力を入れていることで有名であり、人権問題委員会、人権問題研究センター、障がい学生支援室といった、さまざまな人権問題に取り組む部署や委員会が存在している。

市大では1999年から毎年、人権週間にあわせて、各サークルで人権に関するイベントや人権講演会が行われており、人権問題委員会では人権フェスティバルが開催されている。2012年の人権フェスティバルでは、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会元副代表の蓮池透さんが登壇された。この講演会は今年で拉致被害者の帰国からちょうど10年、そして12月10日から一週間の北朝鮮人権侵害問題啓発週間にあわせて行われるものである。もちろん拉致以外にもさまざまな人権問題があるので、そのほかの問題についても目を向けなければならない。

また、12月19日には、学術情報総合センター1階文化交流室にて、学内のバリアフリー化、障がい学生支援についての諸問題について考える「障害のある学生および関連課題に関心のある方々との懇親会」も開催された。

こういった人権に対する取り組みを大学が主体的に行うことによって、学生や教授らも巻き込んで、一丸となって人権問題に取り組むという狙いがある。

普段の市大の人権に関する取り組み

人権週間以外の時は、市大は人権に関するどのような取り組みを行っているのだろうか。

人権問題委員会では、新入生向けの人権問題ガイダンス、春の人権問題講演会、人権啓発冊子「人権問題の最前線」、「Human人権問題ニュース」、「人権問題ハンドブック」発行等を行っている。また、2011年の秋に開設された障がい学生支援室では、市大に通う、障がいのある学生に関するさまざまなサポートを行っている。障がい学生支援室の主な業務は、障がいのある学生から学生生活全般に関する相談、障がい学生の支援に関わる情報収集や障がい学生に関する研修会の実施である。これらの業務などを通して何かサポートできる点を日々探し、そして学内の改善に努めている。

今までに学生から寄せられた主な相談は、車椅子の人の教室移動がしにくい点や通学のための駐車場の確保といった大学の設備面や、就職・入試に関する相談、よりよい環境で授業を受けたいといった要望などがある。こうした相談に対して、障がい学生支援室は各学部・研究科やカウンセリングルーム、入試担当、就職担当といったほかの部署とも連携して、学生を支援できる体制を整えつつある。

障がいのある学生もいるということへの理解を深め、適切な支援を受けられる体制づくりを推進し、障がいのある学生も市大生全員が楽しい学生生活を送れるようになること、これが障がい学生支援室担当者の思いである。

サポートスタッフ募集中

障がい学生支援室によると、現在、障がいのある学生をサポートする学生スタッフの登録を受け付けている。主な業務は、障がい学生の立場に立って、責任と思いやりを持って、障がい学生を大学内でサポートすることである。現在までにスタッフに登録している学生は5名程度で少なく、人手が足りていない。当の学生とのマッチングも難しいので、より多くのサポートする学生を必要としている。関心のある学生はぜひ障がい学生支援室まで問い合わせてほしい。

お問い合わせ

大阪市立大学 障がい学生支援室
事務局:学生支援課障がい学生担当 (杉本キャンパス 学生サポートセンター1階)
TEL:06-6605-2102
FAX:06-6605-3648
E-mail:ocusgs@ado.osaka-cu.ac.jp

文責

町田和紀 (Hijicho)


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