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市大エコキャンドルナイト 南部ストリートにて


2013年1月23日(水)、24日(木)の夕方に大阪市立大学にてキャンドルナイトが行われる。
開催場所は昨年6月に新しく開通された、通称南部ストリートである。

南部ストリートとは、JR杉本町駅東口から東へ生活科学部棟に沿って理学部棟につながる通路であり、2012年6月に開通されて以来、多くの学生や職員などが通行している。

今回主催しているのは、文学部の「表現・表象文化論演習Ⅱ」という講義の受講生5名。この講義は昨年度に新しくできた文学部の専門であり、「芸術を通してつながりを生み出そう」という趣旨の下、芸術を活かしたイベントを行っている。ちなみに、昨年の受講生は大和川でごみを利用したアート作りを行い、Hijichoでも記事として取り上げた。
全員がパイオニア 大和川ごみアート 参照。

はたして今回はどのようなイベントが出来上がるのか。主催者の一員である藤原由子さん(文2)と田中麻紀子さん(文2)にお話を伺った。

インタビュアーのお二人

藤原由子さん(左)と田中麻紀子さん(右)

—このイベントについて教えてください。
今月の23日と24日の午後5時半から午後7時半まで、南部ストリートで一日800本のろうそくを灯すというイベントです。このイベントは、南部陽一郎名誉教授の紹介とこの南部ストリートの名称を浸透させることを目的としています。

この南部ストリートは、ご存じの通り南部先生の名前から取って命名されました。けれど、そのことを知らない学生がとても多いということを受けて、南部先生を紹介すると共に、この通路の名前を憶えてもらおうと考えました。

また、キャンドルナイトを選んだ理由は至極単純で、メンバーの一人がキャンドルナイトをとても好きだったからです。

写真=リハーサルの様子

—工夫した点や課題があれば教えて下さい。
特に見て欲しいのは、そのデザインと手作りキャンドル、それから南部先生の紹介文ですね。キャンドルの配置やモニュメントのデザインは、居住環境学科の一回生の方々に考えて頂きました。とても楽しそうに考えて下さり、見応えのあるものができると思います。

それから、エコロジー活動として、廃油を再利用したキャンドルを50本ほど自分たちで手作りしました。あともちろん、イベントの目的の一つである南部先生の紹介文にも目を通していただきたいです。

このイベントを企画するにあたって、様々な課題がありました。

キャンドルナイトを企画するのは初めての経験だったので、予算や必要なろうそくの数も見当が付きませんでしたし、安全面の危惧や居住環境学科の方たちとの連携、大学への許可申請なども不安でした。まだ解決できていない問題もありますが、それでも何とか実行できるところまで来ました。このキャンドルナイトが、皆さんの心の癒しになるとともに、もっと市大を好きになるきっかけになればいいなと思います。

写真=主催者である受講生5名

画像=キャンドルナイトのチラシ

開催要項

日時:2013年1月23日(水)、24日(木)の17:30〜19:30
場所:大阪市立大学 南部ストリート
※雨天順延

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全員がパイオニア 大和川ごみアート

文責・写真

新舎洸司 (Hijicho)


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コメント

    • 筒井 正  
    • 2013年 1月 24日

    南部先生を記念する通りができ、そこでキャンドルナイトが行われるとのこと、大阪市大人の一人として、うれしい話です。
    昨年、ヒッグス理論が話題になり、南部先生の研究も関心を呼びました。ヒッグス博士は、「南部氏が提唱した、対称性の破れが自発的に起きうるとする説には魅了された。64年の私の論文で、これを発展させることに貢献できてうれしい」と語っています(9月18日付「日経」)。南部理論は、「質量が生まれる仕組みを読み解いた」と高い評価を受けています(橋下省二『質量はどのように生まれるのか』)。
    小柴昌俊先生も、南部先生について「20代後半の若さで大阪市大の物理の主任教授に就任した大秀才」「そのレベルについてゆけず議論を聞いても、まるでチンプンカンプンだった」とか(「産経」(8月12日付)。
    南部先生ご自身は、「当時大阪市立大学にいて、同僚たちと頭をしぼった思い出がある」「大阪市大での3年間は年長の教授がおらず、学生が少ないため講義の負担も少なかったため、自由を満喫できた」と語られていますが、南部先生が大阪市大でその基礎的な研究を進められたことは、市大にとっての一つの誇るべき歴史だと思います。これからも大阪市大が自由な学問の府であり続けてほしいと願っています。

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