ブログリレーその8

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皆さん、お久しぶりです。松永です。

最近雨が長く降り続いていますね。これ以上被害が広がらないことを願うばかりです。

ところで、先日雨の止み間に蝉の声が聞こえてきました。ああ、夏が近いな、と改めて感じます。蝉の声は私にとっては夏のサインですね。 幼い頃はよくこの時期になると蝉取りに興じたものです。メスは鳴かないので取りやすいのですが、オスはやっぱりそばで鳴かれるとうるさくて困りました(笑)。

しかし、個人的には蝉取りをするよりも夜の公園に出かけて、蝉の幼虫の羽化の瞬間を見るほうが好きでした。

 

皆さんは羽化を見たことがあるでしょうか。

 

羽化の観察はとてもおもしろいですよ。 結構長い時間がかかるので捕まえてきて観察して、それでも寝落ちしてしまうのが常ですが、本当に少しずつ少しずつ体が出てきて真っ白な蝉の姿になるのです。 全体的に少ししっとりしているので夜の間に乾かしていくのですが、その過程でだんだん体が黒くなっていきます。

一晩かけて乾かしたら、翌日にはもう立派な蝉の姿になっていて、朝から鳴き始めます。 あの体の中にこんなものがはいっていたのかと、初めて見たときは感動しましたね。 羽化を観察した蝉はどうしても可愛く思えて手放しがたいものですが、七日間の命ですから、すぐに放していました。飛んでいく姿は感慨深いですよ。

あんなに時間をかけて蝉になるのですから、きっと成虫の七日間は何者にも代えがたいほど素晴らしい経験をする時間なのでしょうね。 その時間を思う存分楽しんでほしいと思うばかりです。

蝉といえば、松尾芭蕉の俳句に有名なものがありますね。

 

閑さや 岩にしみ入る 蝉の声

 

私の好きな一句です。 課題などのやるべきことに追われてしまってなかなか風情を感じる時間を持てない今日この頃ですが、羽化の観察の時のようにすこしでもゆとりのある時間を持ちたいですね。

短いですが、今回はこのくらいにしたいと思います。

次の人のブログもぜひお楽しみに! ありがとうございました。

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