Episode 0 「市大探偵、始まる!」

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 こんにちは! 2回生の赤松です。皆さまいかがお過ごしですか? 私は、Netflixで1日1話ずつドラマを見ています。どんどんおすすめが出てくるので、はまってしまいそうです…(笑)。

 

 さて、本題に入りますね。このブログのタイトルを見て「???」となった方も多いと思います。突然ですが、今回から「夏休み特別企画 Hijicho連載小説」を始めます! 「市大探偵」という共通のテーマのもと、自由に物語を紡いでいきます。半分くらいは部員の自己満足ですので、どうか温かい目で見てください。

 それではさっそくどうぞ!

 

 

Episode 0 「市大探偵、始まる!」

イラスト:片山くん

(左から)とりさんと肘野ちよ

 

 杉本町駅まで徒歩10分、最寄りのコンビニまで徒歩15分。大学生活を送る上で若干不便な場所に、Hijichoの部室はある。

 Hijichoは現在、創部以来最大の危機に直面している。そう、部員不足である。

 現在の部員は、今この物語を書いている僕「とりさん」と2回生の「肘野ちよ」の2人。人手が足りないせいで、最近は新聞の発行さえおろそかになっている。ちよは部室で漫画を読んでばかりで、取材する気もないようだ。このままでは来年、廃部になってしまう…。

 おや、その張本人が帰ってきたようだ。確か今日は、SE(2回生の英語)の試験と言っていたような。

 

ちよ「ただいま、とりさーん!」

とり「おかえり。SEの試験どうだった?」

ちよ「音読する試験があって、全然できなかった…。まぁこれで試験は終わりだし、今から夏休みだー!」

とり「夏休みって…どうせ取材もしないでダラダラするんでしょ?」

 

 ちよは、少し鼻の穴を膨らませて僕を見た。あぁ、何か企んでいるな。僕は直感的にそう思った。

 

ちよ「夏休み限定で…探偵をしようと思うんだ!!!」

とり「は??」

 

 これまでも、ちよは突拍子もないことを言って僕を驚かせてきた。部室で流しそうめんをしたり、HijichoのYou Tubeチャンネルを開設したり…。今回もさっぱり意図がつかめない。

 

ちよ「いや〜。なんか最近、シャーロック・ホームズを読んでさ、探偵いいなーって思ったんだよね。」

とり「え、そんな理由で?」

ちよ「そうだよ。調査の依頼者をHijichoに勧誘すれば、部員を増やせるし! 夏の入部キャンペーンってところかな。私がホームズで、とりさんがワトソンね!」

とり「僕もやるの??」

ちよ「当たり前じゃん。もしやらないなら、ここから出ていってよね。」

 

  それは困る。僕は木から落ちたところをちよに助けられ、ここに居候させてもらっているのだ。追い出されたら、居場所がない。

 

とり「仕方ないな…。協力するよ。」

ちよ「じゃあ決まりね! よろしく、ワトソンくん。」

 

 正直、僕はホームズが良かったのだが、何も言わないでおこう。機嫌を損ねたちよほど面倒なものはない。

 とにかく、こうして僕らは「市大探偵」を始めることになった。本当に軽い気持ちで始めたのだ。だから、あんな危険なやつらに出会うなんて、考えてもいなかった。市大の平和を乱す悪党集団、その名は怪盗アニマルズ…。

 これは僕たち市大探偵と怪盗アニマルズのひと夏の戦いの物語である。(つづく)

 

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございました! いかがでしたか? 小説というより台本っぽくなってしまいましたね…(笑)。感想などありましたら、TwitterのDMにお願いします。それから、登場する場所やキャラクターは、実在のものとは関係ありません。あくまでフィクションですので!

 次回の担当は、「肘野ちよ」と「とりさん」のイラストを描いてくれた片山くんです! どうぞお楽しみに〜!

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