市大新聞の作成現場 〜レイアウトの流儀〜

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どうも、hijichoのすごい人たちで紹介のあった通称:王国国王です。
まあ、このあだ名になったのにはいろいろとわけがあるんですが、今回割愛しましょう。

さて、先日のブログ記事「○○○○○が今年もや~って来る~♪」で、Hijichoにはアップルユーザーが多数いるということでしたが、私もそのうちの一人です。

写真=光り輝くAppleマーク

こちらは私の愛機「MacBook Air」です (ちなみにiPhoneで撮影しました) 。薄い、スタイリッシュ、かっこいい、など利点をあげればきりがない美しいコンピュータですが (こういうのはほどほどにしてそろそろ本題に入らなければ…) 、この「MacBook Air」、Hijichoには欠かせない存在なんです。

市大新聞のレイアウトだってできる。そう、Macならね

なぜ欠かせないかというと、「Mac」専用ソフトでしか「Hijicho 大阪市立大学新聞」をレイアウトすることができないからです。市大新聞のレイアウトには、Macの「Pages」というソフトを使っています。つまり、現状Windowsではレイアウトすることができないんです。

私は、「人事」や「デスクチーフ」のほかに、市大新聞のレイアウトも担当しています (2012年5月発行の第10号から担当しており、3代目に当たります) 。というわけで、今回は市大新聞はどのようにして作られているのかを紹介していこうと思います。

市大新聞制作の流れ

市大新聞が、皆さんの手に渡るまでの流れを見ていきましょう。大まかな流れとして以下のようになっています。

記事企画⇒インタビュー⇒執筆⇒校正⇒Hijicho Webで公開⇒レイアウト (Hijicho Webで公開された記事を市大新聞に抜粋) ⇒印刷⇒折込⇒配布

ここで特徴的なのが、Hijicho Webに掲載したものを市大新聞に抜粋して掲載しているという点ですね。HijichoではHijicho Webをリアルタイムで更新していき、その月に公開された記事のうち厳選した記事を「Hijicho 大阪市立大学新聞」に掲載して、翌月上旬から配布するという方針になっています。

市大新聞レイアウトの流れ

では、具体的にどのようにHijicho Webから記事を抜粋して、市大新聞の形にしているのか、レイアウトの部分を詳しく見ていきましょう。

1.Hijicho Webから文章をコピーする
まず、WebブラウザでHijicho Webのレイアウトする記事のページを開き、文章をコピーします。

2.コピーした文章を、「Pages」ファイルに貼り付け
コピーした文章を「Pages」ファイルに貼り付けます。一から作っていくわけでなく、例えば、11月号の記事の「Pages」ファイルを複製し、12月号の記事の文章を貼り付けていく、つまり貼り替えていくというような手法でレイアウトしております。

3.フォントや文字の大きさを調整
文字の大きさ、フォント、カラー、枠線の太さなどに関して色々と細かい規定があるので、それに則って調整していきます。以下の画像のような画面でレイアウト作業をしています。

4.一つの記事のレイアウトが完成
1〜3の作業を行うと、一つの記事の紙面レイアウトが完成します。

5.1〜4の作業を繰り返し
そして、1〜4の作業を繰り返して、その月の市大新聞に載せる記事を全てレイアウトしていきます。

6.並べ替え
どの記事を何ページに載せるかを考えて、記事の順番を決めていきます。話題性の大きい記事を2ページ目に置いたり、関連性のある記事を近くにまとめたり、色々工夫しています。

7.表紙を作る
表紙に写真とキャッチコピー、記事のタイトルを入れていきます。ちなみに表紙の写真とキャッチコピーは、基本的に、月末の編集会議でみんなで話し合って決めています。載せる記事に関連した写真やキャッチコピーにするという方向で話し合うんですけど、毎回なかなか決まりません…(笑) メンバーで色々アイデアを出し合って、かなり悩みながら決めています。ですが、たくさん悩むとそれだけ良い物も生まれます。

自分がレイアウトした中だと、特に以下の二つの表紙が気に入ってます。

左・第13号 2012年10月3日発行
右・第15号 2012年12月5日発行

8.完成
記事と表紙のファイルを、一つのPDFファイルとしてまとめるとひとまず完成です。

ここから、担当班がそのファイルを印刷して原本にして、コピー機で印刷し、みんなで折込をしていきます。この折込の作業も結構大変で、毎月800部をメンバーで一丸となって頑張って織り込んでいます。

ここまで、レイアウトの流れについて見てきました。せっかくなので流れだけでなく、レイアウターとしてレイアウトにかける想いを勝手に語っていこうと思います。まあ「〜レイアウトの流儀〜」というサブタイトルつけちゃいましたし、それっぽく語っちゃいます(笑)どうぞおつきあいくださいm(_ _)m

レイアウトの苦労

レイアウトの苦労というと、「締切との戦い」でしょうね。

市大新聞は翌月上旬から配布するので、レイアウトの締切が月末です。しかし、メンバー各々が自分の担当している記事を、いい記事にしようとこだわりをもって執筆・推敲しているので、どうしても記事の完成も月末に集中してしまいます。記事が完成してからでないとレイアウトに入れないので、毎月レイアウト締切ギリギリのところで作業をしています。締切前日の夜中まで黙々と作業をしているということもしばしば…ほんと月末は大変です(笑)

レイアウトのやりがい

そういう苦労もありますが、もちろんやりがいもあります。「Hijicho 大阪市立大学新聞」の根幹を支えているということがモチベーションになっています。だからこそ、夜中まで頑張れます(笑)

それぞれの文責者がそれぞれの想いを持って書いた記事、それを「Hijicho 大阪市立大学新聞」という一つのまとまった形にして、読者のもとにお届けする。レイアウトとは大変意義深い仕事なんじゃないかなって思います。特に自分のレイアウトした新聞が印刷して折込して形になった時は本当に嬉しいですね。

レイアウターの語る夢

「よりよい新聞」を「誰でも作れるように」していきたいですね。

「よいよい新聞」とは?
昨日、私も「近畿の大学の新聞作成団体によるシンポジウム」に行ってきました。各大学の新聞部さんが発行している新聞が配られたんですけど、紙質が良かったり、カラー刷りだったりと、紙面のクオリティの高さには驚きました。他のHijichoメンバーも圧倒されていました(笑) (ただし、ここはHijicho、ただ圧倒されているだけではありませんでした、我らが編集長がやってくれました。 詳しくは「新聞とHijichoとオーケストラ」で。 )

写真=シンポジウムで配布された新聞

クオリティでは劣るかもしれませんが、「Hijicho 大阪市立大学」は従来型の新聞とは一線を画しており、コンパクトなサイズで、横書きで読みやすいという様々な利点があると思っています。このような利点を生かしつつ、創意工夫して、読者の方々にとってさらに読みやすい新聞にしていきたいです。

「誰でも作れるように」とは?
Windowsでも作れるようにしたいです。現状、Macでしか作ることができないので、引継ぎがとっても大変です。Macを使っている人が毎年Hijichoに入ってくるわけではないので(笑) なので、私がレイアウトを担当している間に、Windowsでもレイアウトできるようにしていきたいと思っています。

まとめ

市大新聞作成の流れや、レイアウターの想いを紹介してきました。「へ〜こんなふうに作っていたんだ」と、市大新聞をより身近に感じていただけたら幸いです。

市大新聞は、こちらに設置しています。また、こちらのページ (Hijicho 大阪市立大学新聞) では、カラー版を閲覧することができます。

Hijichoでは、1月号を鋭意作成中です。メンバーで記事を書いて、レイアウトして (もしかしたら年末年始もレイアウトに追われるかも…しれません(笑))、折り込んで、皆さんのもとにお届けします、どうぞお楽しみにヽ(´ー`)ノ

文責

鶴木貴詩 (Hijicho)

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