ブログリレーその4 大学生活を振り返って

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 橋本です。福ちゃんから代わって今回は僕がブログリレーを更新します。こんにちは。福ちゃんの前の記事を見て思い出したのですが、去年実験レポートを見せたお礼で同じ学科の友達からラソイの方のカレーをおごってもらいました。研究室入って初めて食べたけどあっちのお店もめっちゃおいしいよね。

これは去年片山くんに依頼されて作ったHijichoのマスコットキャラクター「とりさん」。学祭での取材の際に使ってくれたそうです。

 この大学に入った2018年の春からもう4年ほど経つことに動揺しています。年を取るごとに一年が早く過ぎていくというのは本当だと実感しました。もう4年・・・・まあ確かに色々あったけど・・・・。1年目は学科内の人間関係構築に失敗したなと勝手に後悔し、2年目は1人で学食を食べることにも慣れ、3年目はコロナ禍の今だからこそできること(オンライン授業・Webレポートという恵まれた環境を最大限に活用し落とした単位を拾う)に尽力し、4年目の今年度は就活と研究室での活動に並行して取り組んできました。もちろんHijichoではこの4年間ぼちぼちの数の記事を書かせてもらったり、新聞を通して学部の枠を超えて知り合えた先輩や同期の友達、後輩の皆さんとかけがえのない時間を過ごすことができました。実りのある大学生活でしたか?と聞かれたら、自慢できるほどではないけれどまぁ人並みには・・・・?と答えられるほど、僕はこの4年間に満足しています。(最後の最後の卒論発表がうまくいけば!恐ろしいことに3月頭に発表があるのでまだ終わってないんですよ。こわい)

 4年間の中で最も濃い年だったのは、やはり今年度の2021年でした。なんせ急遽就職活動をすることになったもので。22卒というワードを頭の片隅にも置かず、なんとなく院進するんやろな~あと大学生活後半に差し掛かるわけやね~と所属した研究室での第1週の金曜日に、ガスバーナーで熱を加えて長く伸ばしたパスツールピペットのまだ熱い部分にうっかり触れてしまい、右手の親指に水ぶくれができたタイミングで「そうだ就活しよう」と思い立ちました。実際には他にも色々要因があったのだと振り返って考察していますが、そんな小さなことがきっかけで僕は4回生の4月から就活を始めたのです。そこから合成実験や器具の扱い、新しく勉強する分野など体当たりでの研究室活動と一緒に、右も左も前も後ろも分からない手探りでの就活が始まったのです。去年の5月に僕が書いたHijichoのブログリレーの記事を読んでもらえたら、その内容から両方の活動が色々うまくいってないことをお察し頂けると思います。なんだよ人生上手くいってないときは何食べても同じ味って。上手くいこうがいくまいが、結局毎日同じもの食べていればそう感じるのです。たまにはおにぎり味噌汁以外のものを食べましょうという話。ファミチキとかね。

 しかし、幸運なことにその後既に就活を経験している先輩や別の大学の友達、あるいは僕と同じ22卒で就活している同期の友達など色々な人に助けてもらい、今年4月から社会人として新生活を始められるようになりました。(これも卒論がうまくいけばの話)一人の自分では絶対にできなかったことだと思います。本当にありがとうございました。もちろん、就活があるのでこの時間は抜けます!あとこの時間はまだ落とした単位習得のため講義に行かせてください!といった研究室配属の4回生とは思えない無茶なお願いを許して下さった研究室の先生や先輩方、同期の友人にも感謝しています。卒論の結びの謝辞には研究活動においてお世話になった先生や先輩方、同期の友人及び家族のことを書く機会があるのですが、僕に関しては研究活動の他に就職活動の件でもお世話になったことを書かせていただけたらな~と正直思っています。

 たった今出てきた「手探り」という言葉、確かに手探りで分からないことをするから、前述のように右手の親指に水ぶくれができてしまうのですが、たとえ手探りで傷ついたり落ち込んだりしてでも、今までやらなかったこと(就活)に取り組めば得られるものもあると、この4年間を、いや就活を振り返って思います。

 いや違う!このブログリレーの趣旨は「大学4年間を振り返って」のはず!どうして僕は就活していた頃を重点的に振り返っているのでしょうか。そのくらい就活というものは人の心に浸食してきます。まるで合成実験で着る白衣にしみついたアセトンの匂いのように。もう2度とやりたくない。

これは合成実験の過程で生まれたプリン(食べられません)。
色合いといいグラデーションといいこれはもうプリンといって差し支えないわけです。

 学部卒業という選択をとり、途中でリタイアする研究活動においてもそうです。決まり切った答えが用意されていない環境で、自ら問いを生み出しそれに対して納得のいく道理や結果をひねり出す作業というものは、院進しない参加賞程度の卒論しか出さない自分でも辛く厳しいものだと思います。だからこそ進んだ先に見えてくるものもあったのですが、研究活動というものは人によって向き不向きがあり、自分は適性のない方の人間でした。適性がないからといって何もできないわけではなく、それこそ先生や先輩方のおかげで何とか僕でも1年間取り組むことができましたが、これを惰性であと2年続けた先に待ち受けるものに、僕は20代の貴重な時間を割く勇気が持てませんでした。何が言いたいかというと、この道で活動する先生や先輩方、同期の皆さんのことを心から尊敬しております。自分の代わりに新たな価値を創造していってください。お願いします。

 今度は闇の研究生活を振り返ってしまっている。そのぐらい研究室というものは人の心に浸食してきます。一次面接で深堀された自分の長所についてうまく答えられなかった瞬間のように。あれ今でもたまに夢に出るんですよ。

 だめ。就活と研究室の思い出の間に僕は囚われてしまいました。このままではブログリレーがホラーになってしまう。何か明るい思い出話をして次のたっきーに交代しましょう。大学生活でHijichoでの活動と同じくらいの情熱をもって取り組んだのが、趣味のゲームと映画鑑賞でした。目標が設定されており自分なりのペースでそれを達成することで確実なご褒美がもらえる。ご褒美を原資にキャラクターを成長させ着実にできることを増やしていく。現実世界ではありえない、努力に伴う成長を約束してくれるゲームの世界は僕にとってメンタルを安定させてくれる拠り所です。また、SNSの発展により感想を共有しやすい環境で観る映画は、自分の感想と人の感想を比べて新たな視点や意見を得られる新鮮な趣味として僕に寄り添ってくれました。社会人になっても、この2つの趣味は仕事とは別に生きる活力を与えてくれる存在になってくれると期待しています。

 というわけで僕がブログリレーで書きたいことはこれで終わりです。次はたっきーに交代します。卒業するまでにHijichoの皆とお別れ会やるから(オンラインかオフラインか分からないけど)来てね。ここまで読んでくださりありがとうございました。橋本でした。

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