おもしろきこともなき世を…

[`evernote` not found]

 お久しぶりです。1回生の羽戸です。

 

 ちょっとの間ストップしていたブログリレーを再開することになりました。

 

 はじめのテーマは「今年度を振り返って」。片山くんから指名があったので、私が先陣を切って書いていこうと思います。

 

 

 おもしろき こともなき世を おもしろく

 すみなすものは 心なりけり

 

 いきなり短歌を持ち出してしまいましたが、聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。高杉晋作が詠んだとされている有名な歌です。(正確には高杉晋作は上の句しか詠んでないとかいろいろあるみたいですが、今回は置いておきます。)

 

 さて、なぜ突然このような歌を持ち出してきたのか。それは、この歌は高校を卒業する際に先生が色紙に書いてくれたものであり、このコロナ禍で私が何度も頭に浮かべた言葉であるからです。

 

 無事に大学合格を果たし、これから新しい生活を始めるぞ…とワクワクしていた矢先に待ち受けていたのは、これまで経験したことのないある意味「新しい」生活でした。大学の授業開始は延期され、すべてオンラインになり、外へ出歩いたり家族以外の人と会ったりするのでさえもためらわれる…。「こんなはずじゃなかったのに」という思いが渦巻いたまま、私は家の中で単調な日々を過ごしていました。私だけでなく、制限されることが増え「おもしろきこともなき世」だと感じていた人は、きっと少なくはないでしょう。

 そんな状況の中、ふと思い出したのは、先程あげた歌でした。

 

 一見「おもしろきこともなき」状況をどう利用するか、どう楽しむかは、結局自分の気持ち次第。言い換えれば、自分の考え方を変えるだけでこの状況はいくらでもおもしろくできる…。そう気づいてからは、この自粛期間をどうやって楽しく過ごそうかと前向きに考えられるようになりました。はじめは嫌だったオンライン授業も、始まってみるとメリットも多くあることに気づかされました。コロナ禍がなければ出会わなかった人や、得られなかった経験もたくさんあったと今なら思います。こうして振り返ってみると、今年度もそれほど悪い一年ではなかったですね。世の中には大変な思いをしている人も多くいるので、あまり大きな声では言えないですが。

 

 とはいえ、この状況が続いてほしいわけではなく、早く終わってほしいなぁというのが本音です。オンラインではなく直接人と会いたいし、気兼ねなく旅行も行きたいし、大勢で集まってご飯も食べたい。授業の方も、より専門的になってくる2回生からは対面で受けたいです。

 制限のある現状でも前向きな気持ちを持ちつつ、来年度はその制限が少なくなっていることを願っています。

 

 

 ここまで読んでいただきありがとうございました!最後に、今回のテーマからは外れてしまいますが、先日合格発表もあったということなので少しサークルの宣伝をします。

 大阪市立大学新聞Hijichoは取材や編集会議を通して月一回の新聞発行をする、というのを主な活動としているメディア団体です。今年度は紙媒体での新聞発行ができませんでしたが、来年度からはまた新聞を作っていこうと考えています。取材を通して他ではできない経験やお話を聞けるのがこの団体の魅力かな、と個人的には思っているので、その経験を少しでも多くの人と共有できると嬉しいです。興味のある方はぜひご連絡をお待ちしています。

 

 

次のブログリレーは同じく1回生(もうすぐ2回生)のあかみなに託します。お楽しみに…!

Comments 0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.