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改造進む環状線 半世紀ぶり新型車両で乗客満足度向上へ


 大阪環状線で2016年12月24日、新型車両323系が営業運転を開始した。大阪環状線向けに新型車両が導入されるのは約半世紀ぶりのことだ。混雑車両(天王寺駅の新今宮方先頭車)の出入り口スペースが拡大されているほか、運転士異常時列車停止装置や戸挟み安全対策など安全面にも配慮されている。また日英2言語対応の自動放送や、日英中韓4言語による案内ディスプレイ、無料の公衆無線LANサービスなど、外国人観光客向けのサービスも充実している。

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新型車両323系=大阪市都島区の桜ノ宮駅で2016年12月25日、新宅慶騎撮影

 大阪環状線では現在、乗客満足度向上の観点から鉄道の機能の充実を図るべく、「大阪環状線改造プロジェクト」が進められている。これまで同プロジェクトの一環として、駅別の発車メロディの導入や、駅の改良工事(特にトイレ)などが進められてきた。323系の導入も同プロジェクトの一環だ。これらの取り組みが高く評価され、「323系と大阪環状線改造プロジェクト」は16年度グッドデザイン賞を受賞した。

 これまで大阪環状線には1両当たりのドアの数が3か所の車両と4か所の車両が混在してきた。323系の1両当たりのドアの数は3か所で、323系により1両に4か所ドアの付いた車両は順次置き換えられる。ゆえに、いずれは大阪環状線を走る車両の1両あたりのドアの数が3か所に統一される。これにより、整列乗車の促進やホームドアの設置が期待される。大阪環状線は線路への転落による遅延が多いため、ホームドア導入で遅延が減ると考えられる。大阪環状線の遅延が減れば、直通運転している阪和線の遅延も減り、市大生にとっても便利になりそうだ。

 323系は18年度までに合計21編成が導入され、現在大阪環状線の各駅停車に使われている103系や201系を置き換える予定だ(16年12月24日現在)。JR西日本が実施した、15年度「大阪環状線のお客様満足度調査」によると、「大阪環状線に満足していますか?」という問いに対し、43%の人が「どちらともいえない」「満足でない」と答えている。323系の導入により、大阪環状線の乗客満足度が上がることが期待される。

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323系に置き換えられる103系電車=大阪市福島区の福島駅で2016年12月15日、廣瀬瞭汰撮影

参考文献

 

「大阪環状線改造プロジェクト進行中!:JRおでかけネット」 (2016年12月26日閲覧)

文責

廣瀬瞭汰(Hijicho)


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